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 冬弓舎の本:新刊(2009年4月20日刊行)

より深く、より広く、より自在に――
前著『セール、創造のモナド』(冬弓舎)で 中沢新一氏に激賞された気鋭の著者による 思想史を刷新する待望の書!
来るべき思想史
──情報/モナド/人文知
清水高志著

装幀:戸田ツトム
定価2730円(税込)
ISBN978-4-925220-25-5
四六判/上製本/312頁

レヴィ情報学、セール、西田哲学、
ライプニッツ、ベンヤミン、ヴァレリー、
C・S・パース、小林秀雄……。
思想(史)の幾多の世紀と領域を自在に架橋することで、
「情報」と「創造」の問題系をとらえ直しながら、
現代社会の分析やポスト構造主義の総括をも試みる。

著者紹介
本書のキーワード(PDFファイル[640k]、事項・人名索引より)
本文サンプル(PDFファイル[700k]、本文10〜20ページ)
本書チラシ(PDFファイル[1.4M]、書店注文用にもお使いいただけます)
目次



目次
    
第一章 新たな多元論へ
1 「底知れぬもの」としてのヴァーチャル性(virtualite)[PDF:700k]
2 ヴァーチャル性(virtualite)はどのように機能しているか
3 ループ構造とネットワーク
4 三つの基本要素――ネットワークのなかの群島
5 二種類のヴァーチャル性
6 ヴァーチャル論と虚構論
第二章 社会批評としてのヴァーチャル論
1 ボールゲームの哲学――準=客体とは何か?
2 ハイパーテキストと準=客体(quasi-objet)
3 「ハイパーリアル」な社会
4 欲望の不可逆過程
5 「二重の批判」の世代――ポスト構造主義が試みたこと
6 客体化(objectivation)
7 個から多様性を考える
第三章 変容する想像力――ポスト構造主義はなんだったか
1 想像力と綜合
2 フィヒテからロマン派へ
3 解体する芸術
4 ベンヤミンの二分法
5 ヘーゲルとロマン主義の想像力
6 ヘーゲル、フランス思想の原父
7 想像力と否定性――二十一世紀の課題
第四章 媒体(medium)論――想像力とモナドロジー
1 デカルト、近代をひらく問い
2 ライプニッツの出発点
3 質料主義としてのモナドロジー
4 スピノザの情念論
5 「群集」という幻影
6 「残余の思想」とライプニッツ
7 世界の全体性とモナド
8 想像力、定礎、モナドロジー
9 ヴァレリーの想像力論
10 ユダヤ神秘主義、ロマン主義からの誤読
11 想像力とポイエシス
第五章 場所としての媒体(medium)
1 多にして一なるもの
2 西田の二元論批判
3 「外延的限定」と「質料的限定」
4 述語、場所
5 「連続的である」ことと「連続的にある」こと――西田のライプニッツ理解をめぐって
6 述語性の戦略
7 弁証法的モナドロジー
8 西田が語り残したもの
9 想像的なもの(imaginaire)と西田
10 純粋経験と潜勢力(virtualite)
11 特殊から個へ――ポイエシスの局面をどう捉えるか?
第六章 媒体としての「事件」――パース哲学とレヴィ
1 情報生成と個――新たな補助線
2 仮説形成(abduction)とは何か――C・S・パース
3 経験知をつくる「分類的な知」
4 先在する母胎――場所としての《連続性》
5 パースからレヴィを読む
6 二項論、三項論形式をとる多元論
7 世界像を確定するもの
第七章 「架空のもの」について――小林秀雄の虚構論
1 「架空のもの」の問題
2 本当の懐疑者とは
3 遡及的なベクトル
4 小林の逆説と宣長――『紫文要領』をめぐって
5 懐疑としての「物の哀」
6 日常の世界への信頼
7 批評は創造的でないか?
8 死を感じること
第八章 想像力と三つの倫理
1 倫理としての悲嘆
2 ワイルドの目に映ったキリスト
3 ポイエシスの倫理――ヴァレリーの場合
4 遡及的なベクトル再び
5 準=客体(quasi-objet)と贈与
6 贈与交換における想像力
7 古くて新しい倫理
あとがき
事項索引・人名索引 [pdf: 640k]



●著者紹介
専攻:現代思想・情報創造論。2010年度より東洋大学総合情報学部准教授に着任予定。著書に『セール、創造のモナド』(冬弓舎)、訳書に『哲学を讃えて』『アトラス』(ミシェル・セール、いずれも共訳、法政大学出版局)ほか。

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