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 冬弓舎の本:新刊(3/10刊行)


ためらいの倫理学
戦争・性・物語
内田 樹 著

四六判/並製/272頁
定価:本体2000円+税
ISBN4-925220-02-0 C0010

なぜ私は戦争や性について語らないのか……
戦争論やジェンダー論に共通する不敗=腐敗構造の不毛性を明らかにした上で、それではいかに物語るのかをレヴィナスやカミュのためらいをキーワードに提示する。
正義がより正義であるために。非−正義にむけた痛快かつ痛切な方法序説。

あらゆる「正義」と闘う、清冽な思想
内田さんの文章は、一度読んだら、もうやめられない。
戦争、フェミニズムなど、大問題を論じていながら、抱腹絶倒。難解な概念も、内田さんにかかれば、含蓄ある智恵に早変わり。読後感の清冽なこと! こういう「おとな」に、私もなりたい。
法政大学教授・評論家 鈴木 晶

■著者略歴
■目次
■著者あとがき――解題とともに
■取り上げられるテーマや人物
■推薦のことば
 ・内田さんは「思想の整体師」である:増田 聡(鳴門教育大学助手・音楽美学)
 ・罠:山本浩二(画家)


■目次
なぜ私は戦争について語らないか
古だぬきは戦争について語らない 10
  アメリカという病 20
  自由主義史観について 25
  自虐史観と戦後責任論 34
  応答責任と受験生 43
  愛国心について 52
  戦争論の構造 56
なぜ私は性について語らないか
アンチ・フェミニズム宣言 106
  「男らしさ」の呪符 112
  正しい日本のおじさんの道 128
  性的自由はありうるか? 135
  セックス・コンシャスネスの神話 144
  「女が語ること」のトラウマ 149
なぜ私は審問の語法で語らないか
  正義と慈愛 166  
  当為と権能の語法 170
  ラカン派という症候 179
  「分かりにくく書くこと」の愉悦について 189
それではいかに物語るのか――ためらいの倫理学
  邪悪さについて 196
  物語について 201
  越境・他者・言語 203
  とほほ主義とは何か? 217
  ためらいの倫理学 222
あとがき――解題とともに 257


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