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 冬弓舎の本:2004年4月20日刊行
 清水高志著『セール、創造のモナド―ライプニッツから西田まで』


セール、
創造のモナド
――ライプニッツから西田まで
清水高志 著

46判並製/264頁/定価2100円(税込)
ISBN4-925220-10-1
正直な告白をすれば、こういう本を書く人が出現したことによって、私は自分が長らく味わい続けてきた孤立感から救い出されたような気がしている。(中沢新一、序文より)
ポスト構造主義の限界をえぐり出し
西田哲学との通底性を探り出す
初の本格的なミシェル・セール論
刊行☆プレ企画:日仏浦島対談(清水高志:著者×立花史:パリ第四大学博士課程
■本書から
 ・知恵の人――ミッシェル・セールを讃えて(中沢新一)
 ・あとがき
目次



■目次
知恵の人――ミッシェル・セールを讃えて 中沢新一  3
 
■第I部 初期思想をめぐって
  0 揺籃の風景  19
●第一章 ライプニッツからセールへ  23
  1 俯瞰図と実測図のあいだ――ライプニッツの体系をめぐって  24
2 ライプニッツ哲学の解釈をめぐって  28
3 同一性の変容――モナドロジーを読み換える  32
4 形式主義と同一性  36
5 多重的円環としてのモナドロジー――思考の「辞書」の形成  43
6 目的論のディレンマ――E・カッシーラー、B・ラッセル、O・ラヴジョイ  49
7 神の概念、体系の体系、ポイエシス  54
8 数学的な構造とモナドロジー  60
●第二章 ロマン主義と批評 65
  1 セールから見たバシュラール、またロマン主義  66
2 カッシーラーとドイツ美学  70
3 還元から象徴へ  77
4 ベンヤミンとロマン主義美学  81
5 ハイデガー、デリダ  90
6 バシュラール――ロマン主義的批評家としての  99
7 ポイエシス的な介入と美の生成、芸術と科学  104
 
■第II部 文明批評の視点から
●第三章 原動機 125
  1 現実世界における素材(matiere)  126
2 原動機(moteur)というモデル  129
3 諸々の文化事象と第二世代原動機(moteur)  137
4 自己言及する原動機(moteur)  139
5 構造分析の試み――デカルト、スピノザ、ライプニッツ  145
6 第三世代の原動機(moteur)  152
●第四章 暴力と倫理 159
 

1 歴史を動かすものは何か?  160
2 死の支配(thanatocratie)  165
3 模倣と暴力――ルネ・ジラールからセールへ  168
4 ロマンティークとロマネスク  172
5 空無なものについて――日本文化におけるロマネスク(romanesque)  179
6 モラリスト・自然・アニミズム  181

 
■第III部 西田哲学との対話
●第五章 場所の哲学へ――西田幾多郎とミシェル・セール 193
 

0 間奏曲――「空白の場所」へ  193
1 西田哲学の「場所」へ――結合法(ars combinatoria)と場所  200
2 「相働く」世界――重層する「場所」  204
3 西田幾多郎のモナドロジー  210
4 創造するモナド  215
5 ポイエシスと「環境」  220
6 「種」の概念とイデー  223
7 「観念的なもの」の連続性  227
8 ミシェル・セールの形態学(morphologie)  229
9 風景と魔的なもの  230
10 「横超」するモナドロジー――「逆対応」と救済  233

   
  注  241
あとがき  256


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